△▼△━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ワクワク人間力を創造する「みらい」への招待状 2006.05.22 vol.9 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━▼△▼ こんにちは。ヒューマンリソースみらいの荒木 康之です。 うっとうしい天気が続きますね。本来は五月晴れを満喫したい時ですが、 今年は梅雨が一月早くやってきた感じですね。こんなときは風邪を引い たりしがちなもの。皆さんも体調管理には十分にお気をつけください。 本年4月より労働安全衛生法が改正施行されています。改正内容で特に 注意しなければいけないのが従業員の健康管理です。過重労働・メンタ ルヘルス対策としての医師による面接指導制度の導入や、事業者による 自主的な安全衛生活動の促進のための危険性・有害性の調査の努力義務 など改正は多岐にわたっています。 なお業種・業務により適用される規定が違いますので、詳しい内容につ いては労働基準監督署か当社までお問い合わせしてください。 株式会社ヒューマンリソースみらいのホームページがもうすぐ生まれ変 ります。URLは今までと同じ https://www.hr-mirai.com です。 今週中にはアップ出来る予定ですのでお楽しみにして下さい。 また当社では退職金に関するセミナーの開催を予定しております。企業 の皆様にとって生活習慣病のごとき存在である退職金問題。何が問題で あるか気がついていないことが最大の問題です。セミナーではこの点か ら解かりやすく説明いたします。後日ご案内しますので是非お申し込み ください。 ---------------------------------------------------------------- ■ □■ 5月前半の新聞等の記事から気になる内容をピックアップ! ■□■ ---------------------------------------------------------------- ◆経済全体 ○4/28 消費者物価8年ぶりの上昇。昨年度0.1%。原油高など映す。 完全失業率は3年連続の低下。4.3%と7年ぶりの水準。 ◆小売外食業界 ○5/2 伊勢丹、営業利益最高に。衣料品や服飾雑貨伸び全店で販売増。 ○5/12 介護福祉資格者を養成。ヨーカ堂などスーパーやホームセンター。 ◆雇用 ○5/2 求人広告各社、採用を拡大。需要急拡大で営業攻勢。 ○5/9 人材関連企業、技術者確保に躍起。地方や第2新卒に的。 製造業で開発設計に携わる技術者不足が深刻化。 ○5/13 大卒就職率、最高の95%。6年連続で改善。高卒も高水準。 ○5/16 製造業に紹介予定派遣。インテリジェンスが専門組織。 ◆賃金関連 ○5/15 主要企業夏のボーナス80万円台。平均支給額4年連続増。鉄鋼・機械けん引 ◆人事制度関連 ○5/14 伸びる労働時間。残業時間上限「年360時間」を7%の事業所が超過。 ◆医療・介護 ○5/9 不妊治療、助成上限年20万円に倍増。少子化対策で政府検討。 ◆年金 ○5/1 企業年金、昨年度利回り最高23%。大手生保7社。株高で運用好調。 ○5/7 政府、社会保障の個人情報を一元管理。年金・医療・介護・雇用の4分野で。 ◆少子化対策 ○5/9 社会保障費、少子化対策に厚く。社会保障の在り方に関する懇談会。 ○5/13 公的な子育て基金や育児保険の新設を提言。政府専門委員会。骨太方針へ。 ○5/14 少子化対策に雇用保険活用。最大で1千億円。政府方針。 ------------------------------------------------------------------ ■ □■ 最近の行政などからの発表から ■□■ ------------------------------------------------------------------ ◆インターネットを活用した年金個人情報の提供が始まりました → http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/index.htm ◆財団法人労務行政研究所より「2006年度 新入社員の初任給調査」 → http://www.rosei.or.jp/press/pdf/200604_1.pdf ◆中小企業景況調査(中小企業金融公庫) → http://www.jasme.go.jp/jpn/result/keikyoyouyaku.pdf ------------------------------------------------------------------------- ◆ スーパーコンサルの独り言 ◇◆ ◆◇◆ 雇用対策に真剣に取組みましょう ------------------------------------------------------------------------- こんにちは。スーパーなコンサル荒木 康之です。 このところ天候の不順と共に株式相場も不安定な動きをしていますね。昨年の回復 相場でせっかく景気回復基調が確定したかと思ったのもつかの間、かなり不安感を あおる相場になっています。 景気回復の期間がバブル期を超えて戦後2番目の長さになったと言われても、全く 実感が無いのが中小企業の本音です。不況の落ち込みがそれだけ大きく、現在でも 過去の業績までには遠く及ばないのが現実です。 不安定な相場を演出している犯人は原油相場と言われてますが、一方で日銀による 金融政策の方向転換が世界中に影響をもたらしているという話もあります。今後も 日銀の金利政策からは目が離せそうにありません。 中小企業庁から今年度版の中小企業白書が出ました。ここでは景気回復が本格化し ている中で中小企業の業況も緩やかに改善を続けているとあります。地域的には東 北・中国・四国地方、業種別では建設業・小売業が伸び悩むなどのばらつきが見ら れるとあります。 企業を苦しめている「3つの過剰(資金調達・設備・雇用)」と中小企業に関する 特集においては、緩やかながら克服されつつあるとして我慢の経営からようやく攻 めの経営に向かいつつあるとされています。雇用においては過剰感は解消されつつ あるとありますが、既に外食や小売ではパートアルバイトを中心に雇用の不足感が 強まりつつあります。 雇用=労働力確保の問題を考えたとき、荒木は3つの視点で対策を考えるべきだと主 張します。1点目は若者の採用と定着化、2点目は女性の戦力化、3つ目は高齢者 の活用です。 今回の白書においては特に1と2に関して触れています。若者の採用に関しては 「フリーター」という偏見を持たずに、やる気と能力を評価することが重要だとして います。 また採用しても直ぐに辞めてしまう問題がありますが、これに関して企業側と若年 者側のギャップがあるとしており、特に「採用後の育成方針」に関して企業側の説 明不足と入社後のギャップが大きいと指摘しています。そして定着率を上げるため には、「風通しの良い職場作り」と「若年者を成長させるための取り組み」が効果 的だとしています。 私も最近特に強調しているのは、30才までの社員には成果よりも成長を求め、企 業内で育成する仕組みを持つことが重要だということです。過度の成果主義で結果 ばかりを求めるよりも、能力をつけるための育成に重点を置くべきだと考えます。 2の女性の戦力化に関しては、仕事と育児の両立が出来る体制を作ることを挙げて おり、大企業より中小企業の方が有利であるとしています。それは中小企業ほど、 仕事と育児の両立支援に関して柔軟なためで、具体的には中小企業ほど「その人の 本来持っている能力」に基づく評価をしていて、一定期間休業しても昇進昇格に長 期的な差が無い事としています。 また職場と住居が近いことが育児との両立での働きやすさに繋がっている傾向が見 られ、職場からの距離と子供の人数には明らかな相関が有るとしています。 女性の問題に関しては荒木は二つ提言します。 まずは育児休業制度を充実させて、安心して休める体制をとること。これにより出 産を理由とした退職=戦力のダウンから企業を守ることをが出来ます。 もう一つはパート従業員を正社員に登用する制度を作ることです。人手が不足した ときに直ぐに外部へ社員募集掛ける前に、社内のパートさんから社員へ応募したい 人が必ずいるはずです。そういう方法で社員を確保した方がいち早く戦力化出来、 企業業績にプラスの効果が期待できます。 若者の採用や女性の戦力化に関しては行政も助成金で企業を応援しています。 ・試行雇用奨励金 ・育児・介護雇用安定等助成金 ・中小企業子育て支援助成金 などがあります。どれも比較的利用しやすい制度ですのでどんどん活用すべきです。 詳しいことは当社までお問合せください。 雇用の問題は企業にとって重要な危機管理です。是非時代を先読みして、 先手先手の対策を取られる事をお勧めします。 ------------------------------------------------------------------------- ◇◇ワクワク人間力を創造する「みらい」への招待状◇◇ このメールマガジンは、私どもとお取引頂いている方のほか、 名刺交換等をさせて頂いた方々へ送らせていただいております。 ご不要の方は恐れ入りますが、このメールを返信して下さい。 また皆さんからご意見お待ちしております。 info@hr-mirai.com までよろしくお願いいたします ------------------------------------------------------------------------- 潟qューマンリソースみらい 社会保険労務士事務所みらい 荒木 康之 阿部 毅 ------------------------------------------------------------------------- □□□□□□□ 人間力をプロデュース □■□□□■□ 231-0014 横浜市中区常磐町2-20 □■■□■■□ ヴェラハイツ関内405 □■□■□■□ ヒューマンリソース TEL 045-650-4166 □■□□□■□ 社労士事務所TEL 045-650-4188 □■□□□■□ 両社共通 FAX 045-650-4199 □□□□□□□ https://www.hr-mirai.com -------------------------------------------------------------------------