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ワクワク人間力を創造する「みらい」への招待状
2007.11.26 vol.70
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こんにちは。ヒューマンリソースみらいの荒木 康之です。
いつもこのメルマガをご購読頂きありがとうございます。
先週の20日に行なわれた当社のセミナー、「神奈川の賃金セミナー」の様子が
22日(木)の神奈川新聞13面に掲載されました。
こういった記事が掲載されると、私たちのやっている活動が地域経済の繁栄のた
めにお役に立てるのだなと、嬉しくもあり、気を引き締める思いもします。
私のブログに記事の画像をせましたので、是非ご覧下さい。
画像をクリックすると記事を読むことが出来ます。
http://blogs.dion.ne.jp/leoleo63/archives/6481834.html
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●トピックス
【1】スーパーコンサルの独り言
【2】貴社の賃金グラフを無料でさしあげます
【3】編集後記
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【1】 スーパーコンサルの独り言
『パート雇用のツボ1』
このほど厚生労働省から平成18年パートタイム労働者総合実態調査結果が公表さ
れました(先回のメルマガにて既にお伝えしております)。
その調査結果の概要に触れながら、来年4月に施行されるパートタイム労働法の
改正内容などを踏まえた上で、これからのパートタイマーの雇用管理のツボにつ
いて数回に渡ってこのメルマガにてお伝えしていきます。
まず今回はパートタイム労働者総合実態調査結果の内容をお知らせしていきます。
パートを雇用している事業所の割合は66.3%で、5年前に比べ4.2%増加しており、
業種別に見ると飲食店・宿泊業が91.3%と最も多く、次いで医療・福祉83.3%、
教育・学習支援業79.2%の順となっています。
全ての労働者に対するパートの割合は30.7%で5年前より4.2%も比率が高まって
いて、男女別にみると、パート等労働者の割合は男15.5%(前回12.1%)、女52.4%
(前回46.8%)となっており、男女共にパートの比率が高まっています。
前回(平成13年)の調査では労働者の人数が3988万人であったのが、今回は3735万
人と、253万人減少しています。
中身を見ると正社員は2930万人から2586万人に344万人減っているのに、パートの
場合はパートは1058万人から1148万人と90万人増加しています。
総数も正社員の人数も減っているのに、パートの人数は増えている、これが最近
の雇用の実態を端的に表している数字だと思います。
失業率が低下しているとはいっても、その実態はパート雇用の増加によるもので
正社員雇用は大幅に減少しているのです。
景気が良い、特に雇用環境が改善してきたと言われておりますが、消費の最前線
において実感しないところとのギャップはこんなところにあるのかもしれません。
パートの雇用理由(複数回答)をみると、「人件費が割安だから」とする事業所
が最も多く66.5%、次いで「1日の忙しい時間帯に対処するため」が40.2%とな
っています。
前回調査と比較した場合、「業務が増加したから」、「経験・知識・技能のある
人を採用したいから」、「定年社員の再雇用・勤務延長策として」、「退職した
女性正社員の再雇用に役立つから」が上昇し、「一時的な繁忙に対処するため」、
「仕事量が減ったときに雇用調整が容易だから」がやや低下しています。
これを働く立場の側から、パートとして働く理由を見てみると、「自分の都合の
よい時間(日)に働きたいから」が最も多く、42.7%となっており、次いで「勤
務時間・日数が短いから」が多く42.4%となっています。
職務が正社員とほとんど同じパートの有無についてみると、「いる」とする事業
所が、42.5%、「いない」とする事業所が、56.1%となっています。
また、「いる」とする事業所のうち、職務が正社員とほとんど同じパートが、パ
ート全体に占める割合は、「8割以上」とする事業所が22.2%となっています。
同じ仕事内容である正社員と比べたパートの賃金の水準は「ほぼ同額」とする事
業所は14.5%、「9割程度」、「8割程度」、「7割程度」、「6割程度以下」
とする事業所はそれぞれ12.8%、24.4%、19.9%、8.5%となっています。
随分と差があるものですよね。
働き方の格差問題として言われている最大のポイントがここにあるかと思います。
この点が今一番問題となっている点で、改正パートタイム労働法では、仕事に差
がないならば、時間あたりの賃金を正社員とパートで同じにすべきだとしており、
今回は努力義務となりましたが、いずれ義務化したいのが国の考え方のようです。
また雇用する側にとって、必要な時に必用な労働力を確保しようとしたら、正社
員より時間当たりの賃金がむしろ高くなってもしかるべきではと、経済の原則か
らすると考えられないでしょうか。
そこで賃金の差がある理由を見ると雇用する側も、働く側についても同じ理由が
あり、そこで賃金格差があることが納得できるものがあります。
雇用する側の理由として「勤務時間の自由度が違うから」が最も多く62.9%、次
いで、「責任の重さが違うから」が51.6% 、「もともとそういった契約内容で
労働者も納得しているから」が46.0%となっています。
働く側のなかでも賃金が正社員と比べて「低いと感じたことがあるが納得できる」
とする者の割合が41.1 %、低いと感じたことはない16.6%と6割近くに達し、そ
の納得できる理由(複数回答)についてみると、「勤務時間の自由度が違うから」
が最も多く55.9 %となっており、次いで「もともとそういった内容で自分も納得
している」、「責任の重さが違うから」が多く、それぞれ、51.5%、50.7%とな
っています。
ただし「低いと感じたことがあり納得できない」とする割合が26.8%あり、その理
由では「同じ仕事をしているにもかかわらず格差があるから」が81.4%もあります。
また会社に対する不満・不安がある者は63%あり、不満・不安の内容(複数回答)を
みると、「賃金が安い」が61.8%(前回51.1%)と最も多く、次いで「有給休暇が
とりにくい」26.2%(前回19.2%)、「パート等としては仕事がきつい」24.1%(
前回14.9%)の順となっています。
今のところは働き易さから賃金が低いことを納得している割合が多くなっています
が、正社員との時間当たりの賃金の格差については厳しい味方をする割合が徐々に
増えてきていると言えるでしょう。
ならばどれくらいが納得できる賃金かというと、「正社員と同じ」とする人の割合
は13%しかおらず、続いて「9割程度」、「8割程度」、「7割程度」、「6割程
度以下でよい」が、14.6%、32.6%、15.5%、5%となっています。
これから見ると8割程度であればある程度納得がいき、9割だと満足度が高くなると
いえるのではないかと思います。
最低8割、出来れば9割にしましょうというのが、正社員と比べた賃金水準であるよ
うですね。
チョッと長くなったので今回はこれまで。
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【2】貴社の賃金グラフを無料でさしあげます
貴社の給与データを送って下さい!無料で診断グラフを送らせて頂きます。
ヒューマンリソースみらいでは、愛知県名古屋市にある北見式賃金研究所の主宰
の元で、中小企業の社員の給与明細を集めた賃金統計「ズバリ! 実在賃金」の
首都圏版を作成しております。
役所の出している賃金統計に疑問を感じておられる方、一度、貴社の給与データ
を送って下さい。
中小企業の生の給与データを入手することで、羅針盤が出来上がります。
○この賃金統計は以下のような特色があります
1.実際に支給された給与明細に基づき作成されている
(いわゆるモデル賃金ではない)
2.プロットグラフであるために”目で視る統計”になっている
3.自社の従業員の賃金をプロットすれば、その水準を一目瞭然にできる
4.厚生労働省や官公庁などが出している公的統計も一緒になっているので、統計を
”網羅”している。
5.正社員300人未満の中小企業のみを調査対象にしている。
○給与データ お待ちしてます
貴社の給与データを送って下されば、こちらが無料で診断グラフを作成して送らせ
て頂きます。
貴社のデータをエクセルファイルで送って下さい。
そのエクセルデータは弊社の書式でなければなりませんので、送る前に当社にご連
絡下さい。
事前にご連絡を頂戴しないと二度手間になります。
○対応できる地域
首都圏版=東京都+埼玉県+千葉県+神奈川県のみ
(他の関東エリアは対応できません)
○対応できる企業
正社員20人以上 300人未満に限定
○送って欲しい給与データ
首都圏版=平成18年度分の賃金+18年の年間賞与(年次をこれに揃えて下さい)
○提供できるもの
無料版=年収グラフ
有料版(10万5000円)=年収 賃金総額 所定内賃金 中途採用者初任給 年間賞与
○守秘義務
もちろん秘密は厳守致します。
○当社では企業内セミナーや提携セミナーも積極的にお引き受けいたします。
企業や団体における勉強会、従業員教育、お客様へのサービス企画などに、
労務管理や年金、助成金などのお話をさせて頂いております。
どうぞお気軽にお声掛けください。
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【3】編集後記
ミシュラン東京ガイド2008
http://www3.stream.co.jp/www09/michelin/guide/main.html
22日の発売当日に早速買いました。
今回が初めての日本版ですが、掲載された店舗数は全てが一つ星以上で、その数
150店と、本場パリやニューヨークを抜いたそうです。
ということは東京は世界中で一番美味しいものが集まっている都市という事になるのだ
とかで、掲載店すべてに星が付くのはミシュランでは世界で初めてらしい。
掲載されたレストラン150店のうち、三つ星が8店、二つ星が25店、1つ星が117店となっ
ており、三つ星レストランの3店が和食、2店がすし屋、3店がフランス料理店だとか。
美味しいもの好きの私としてはいつかは行ってみたいお店ばかりですね。
私の仕事のルーツが食品流通に関係していることから、今の仕事上でも食べ物に関係する
会社が多くなっております。
「ここは仕事だ!」と言い切って、ミシュラン巡りをしてみたいものですなぁ。
ミシュランよりはB級グルメな裏ミシュランのほうがお似合いの雑食家の私ではあります
が、相棒と一緒に行く日を楽しみに、頑張る意欲が湧いてくる毎日です。
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◇◇ワクワク人間力を創造する「みらい」への招待状◇◇
ご意見お待ちしております。info@hr-mirai.com まで
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社会保険労務士事務所みらい
荒木 康之
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