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ワクワクみらい通信
2009.02.02 vol.127
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こんにちは。ヒューマンリソースみらいの荒木 康之です。
いつもこのメルマガをお読み頂きありがとうございます。
先週の水曜日に、午前午後と一日にわたってセミナーを開催しました。
午前中は助成金、午後は就業規則のセミナーでしたが、いずれも時間を大幅に超
過して終了。
内容が多かったこともあるのですが、参加者からの質問が予想以上に多かったこ
とが時間が延びた原因でもあります。
毎日のように雇用に関係する報道が賑わしておりますが、事業主の関心の高さを
感じる一日でした。
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●トピックス
【1】コンサル荒木の独り言
【2】セミナーのご案内
【3】編集後記
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【1】 コンサル荒木の独り言
『人件費見直しの進め方@』
先週木・金と名古屋近郊におりました。
数ヶ月前までは日本で一番景気の良かった地域。
金曜日はなんとなく道路がスイスイと運転できるので「???」と感じていたら、
トヨタ関係が一斉に休業していたんですね。
当面は金曜休みが継続しそうで、地域経済に与える影響は計り知れません。
実際に私の周りでも受注高が7割減という会社がごろごろしており、まさにこれ
は恐慌といっても良いのではないでしょうか。
今マスコミでは派遣切りを問題視していますが、恐慌時の対応としては派遣切り
だけで済みそうではありません。
大幅な業績ダウンを目の前にして、人件費にも手を掛けなければいけない会社が
急増しているでしょう。
そこで人件費の削減策として、従業員を解雇する前に会社が出来ることについて
ここ何回かで話をしてみたいと思います。
まず今回は雇用維持のための助成金の話です。
中小企業緊急雇用安定助成金と言う助成金が昨年12月から始まりました。
もう何度もこのメルマガで取り上げているので言葉だけは知っている方も多いと
思います。
この助成金の目的を簡単に言うと、昨今のような情勢で企業活動を縮小しなけれ
ばならない企業が、社員を休ませたりする場合に、休業手当や教育訓練に関わる
費用の一部を助成するものです。
雇用調整助成金は従来からありましたが、それより更に条件が良いもので中小企
業事業主が対象になっています。
受給するための前提条件ですが、
(1)業績に関しては
[1]最近3ヶ月の生産量がその直前3ヶ月又は前年同期比で減少していること。
[2]前期決算等の経常利益が赤字であること
(生産量が5%以上減少している場合は不要。)
となっており、その事業所が
(2)従業員の全一日の休業または事業所全員一斉の短時間休業を行うこと
又は
(3)3ヶ月以上1年以内の出向を行うこと
の場合に下記の受給額を受給できることになります。
受給できる金額はというと、休業等の場合では休業手当相当額の4/5(上限あ
り)を3年間で200日(最初の1年間で100日分まで)支給されます。
教育訓練を行う場合は上記の金額に1人1日6,000円を加算されることにな
ります。
また出向させた際には出向元で負担した賃金の4/5が支給されるものです。
労働基準法では事業主の都合により従業員を休業させるときには、休業手当を支
払わなくてはならないことになっています。
休業手当の金額は、平均賃金(過去3ヶ月の賃金総額をその期間の暦日数で割っ
たもの)の60%以上とされています。
助成されるのはこの休業手当に対する4/5になるので、元の賃金の48%≒5割
を国が負担してくれることになります。
実際の受給申請においては8割以上の手当を支給するように当局から要望される
ので、64%も助成をしてくれることになるというものです。
ここまで条件の良い助成金は見たことがありません。
国としても雇用の維持に真剣に取り組んでいることが伺えますね。
ただし細かいところで支給の要件が沢山有って、紙面の都合上ここでは伝え切れ
ません。
いずれにしてもこの助成金を活用すれば、当面の間従業員の雇用を守ることが出
来ます。
行政の窓口は、労働局かハローワークとなっております。
是非検討してみてください。
また下記にてもセミナーを開催いたしますのでよろしかったらご参加下さい。
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【2】 セミナーのお知らせ
◎横浜商工会議所主催 緊急企画!
中小企業のための『雇用調整に関する助成金』説明会
※「雇用調整助成金」が12月〜大幅に拡充されました
・開催日時:2009年2月17日(火) 10:00〜11:30
・開催場所:鶴見会館1階 第3会議室(鶴見区鶴見中央3-19-11)
・講師:阿部 毅(ヒューマンリソースみらい 専務取締役・社会保険労務士)
・参加費: 無料
・セミナー概要:
昨年からニュースや新聞では、派遣従業員の整理に関する報道が日々取り上げら
れおり、今後の課題は“正社員の雇用維持”と考えられています。
すでに一部では、正社員を自宅待機させるなどの対策をとっている企業もありま
すが、従業員を休業させた場合、平均賃金の6割以上の休業補償をすることが労
働基準法で定められています。
こうした中、昨年末、国は「中小企業緊急雇用安定助成金」※を受給するための
要件を大幅に緩和しました。
この制度を使うと雇用調整助成金を受給しながら休業補償をすることができます。
本説明会では、制度緩和の意義やポイント、その活用法などについて解説し、厳
しい状況下、一人でも多くの“人財”の雇用を守りながら企業存続の危機を乗り
越えられるよう、アドバイスします。
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◎『今見直すべき!「人件費節減」の要点 セミナー』
〜節減して良い人件費と悪い人件費〜
・開催日時:2月19日(木) 14:00〜16:00
・会 場:神奈川中小企業センター (JR関内駅北口5分 地下鉄関内駅1分)
・講 師:荒木 康之(ヒューマンリソースみらい代表取締役・社会保険労務士)
・参加費:お一人様15,750円? 二人目からは8,400円(税込み)
急速に景気が悪くなりました。
大手企業はそろって減益となり、中小企業に対して値下げ要求が高まる中、仕入れ
コストアップ、受注減による売上ダウン。中小企業の経営は、いま再びピンチを迎
えています。
そこでテーマになるのが「人件費の見直し」です。
とはいうものの、人件費の何をどのように節減すればよいか?社内で検討すること
もできず、社長が一人悩んでなかなか進まないケースも多いです。
当セミナーでは、その気になりさえすればスグできる人件費節減のための秘策集を
お伝えします。
また、経営が厳しい時だからこそやるべき改革として、「1万円単位」の経費をは
じめ様々な削るべき人件費をご提案します。
さらに、誤って削ってはいけない人件費についてもご紹介します。
このセミナーの参加により、人件費の適正化に向けて何をすべきか?何をすべきで
ないか?具体的な内容が明確になります。
セミナーを通じて、不況というピンチをチャンスに変えていきましょう。
詳細とお申込書はこちらです。
https://www.hr-mirai.com/pdf/seminar_090105.pdf
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【3】編集後記
昨今の経済情勢に危機感を強くした私は、名古屋からの帰途に緊急のメール会議
を実施。
新幹線のスピード同様に、瞬く間にメールのやり取りをし出た結論は、
『日本一の社労士事務所を作ろう!!』です。
何の日本一かというと、
『日本一美味しいもの食べて、美味しいお酒が呑める、社労士事務所!!!』
夢は大きく楽しくです^^
【ワクワクみらい通信】vol.127はいかがでしたか。
ご感想などございましたら、お気軽にメールして下さい。
これからも「みらい」への招待状をよろしくお願い申し上げます。
今日もお読み頂きありがとうございました。
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◇◇ワクワク人間力を創造する「みらい」への招待状◇◇
ご意見お待ちしております。info@hr-mirai.com まで
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編集発行責任者 株式会社ヒューマンリソースみらい
社会保険労務士事務所みらい
荒木 康之
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