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          ワクワクみらい通信 
    
                                        2011.03.14 vol.230
   

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こんにちは。ヒューマンリソースみらいの荒木 康之です。
いつもこのメルマガをお読み頂きありがとうございます。

東日本の大震災に見舞われた方々には、お見舞いの言葉も浮かびません。
心よりお悔やみ申し上げます。

とりあえず今のところ当社には関与先さんからは事故等の連絡は入ってなくて
ホッとしているところです。

こういうときはまずは落ち着いて、出来ることから対応する、
不要不急なことは見送るということが求められるでしょう。

ということで、このメルマガもいつもとは予定を変更して、
地震と労災に関してお届けしたいと思います。



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●トピックス
  
  【1】コンサル荒木のコラム「地震と労災認定について」
    【2】セミナーのお知らせ
  【3】編集後記

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【1】  コンサル荒木のコラム「地震と労災認定について」

今回の地震は昼前に発生したので、仕事中という方が多かったので、職場内にて
地震によって怪我をした方もかなり存在したでしょう。

業務中ということであれば労災認定になるとも考えられますが、どのように考え
たらよろしいのでしょうか?


原則的には業務上の労災とは認められないケースが殆どです。

過去に通達でこのように出されています。


「労災保険における業務災害とは、労働者が事業主の支配下にあることに伴う危
険が現実化したものと経験法則上認められるものをいい、具現化したものと経験
いわゆる天災地変による災害の場合にはたとえ業務遂行中に発生したものであっ
ても、一般的に業務起因性は認められない」(昭49.10.25基収2950)


今回の大地震の様な天災事変に関しては、発生した災害は不可抗力によるもので
あって、危険であるかどうかは業務上かどうかは問われないためです。

個々の事業主に対して災害発生の責任を問うのは難しいということになります。


労災として認定されるためには業務遂行性と業務起因性の両面から判断されます。

業務遂行性とは、事業主の支配・管理下で業務に従事している場合をいい、簡単
に言うと『仕事中』の状態を言います。

この点では、今回の震災はまさしく業務遂行状態で起きた出来事になります。


では『業務起因性』はどうでしょう?

『業務起因性』とは、業務と傷病等の間に相当の因果関係があることをいい、
被災労働者の業務としての行為や事業場の施設・設備の管理状況などが原因とな
って発生する際に、業務起因性があると認められています。

従って業務遂行性上にあっても、地震、洪水、暴風雨、雷などの天災地変による
事故は、業務に起因するものでないことから労災として認定されないのが原則と
されます。


しかし、過去に例外として、地震で労災が認められたことがあります。

もともと危険性のある業務を行っているときに天災がおこり、災害を被りやすい
事情とあいまって発生した場合には、労基署で労災と認めたことがあるのです。

2005年3月に福岡県で起きた地震によって70件の労災が認定されました。

多かったのは、調理中にやけどをした調理師さんなどから出された労災認定申
請が認められたケースなどです。

労災認定で最も多かったのは、飲食店員が調理中にやけどを負ったケース。

(1)突然激しく揺れて鍋がひっくり返り熱湯が足にかかった
(2)揚げ物をしていてフライパンの油をかぶった─など約三十件。

また落ちてきた商品に当たった─などによる打撲や切り傷約三十件も認定された
とのことです。


今回の震災でも昼前の出来事であったため、同様のケースが考えられます。

もしこのメルマガをお読みの方で怪我をした方がいた場合には、労災になる可能
性もあるということを覚えていてください。

そして落ち着いてからで結構ですから、
労働基準監督署に問い合わせしてみてください。



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【2】 自社セミナーのご案内

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【3】編集後記

地震当日は電車の復旧を21時まで待って、結局徒歩で2時間強掛かって帰宅し
ました。

帰宅後に娘の笑顔を見たときは、嬉しいやらホッとするやらで、足の痛みを忘れ
させてくれました。


20代に仙台に住んだことがある私にとって、震災に遭われた宮城県と岩手県は、
非常に身近に感じる場所。

勤務していたところは海岸に近いところなので、津波の被害にあったかも。

またその後の仕事関係でもこの地域では取引関係にあったところが多数あり、
気が気でないのが本音。

皆さんの無事を祈るばかりです。

そして1人の日本国民として、出来ることから復興の努力をしたいと思います。





【ワクワクみらい通信】vol.230はいかがでしたか。


ご感想などございましたら、お気軽にメールして下さい。
これからも「ワクワクみらい通信」をよろしくお願い申し上げます。

今日もお読み頂きありがとうございました。

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◇◇ワクワク人間力を創造する「みらい」への招待状◇◇

          ご意見お待ちしております。info@hr-mirai.com まで

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         編集発行責任者  株式会社ヒューマンリソースみらい
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                     荒木 康之
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